家族間契約の知識と実践

 古い実家を建て替えて貸家にしようかなと考えた。もし銀行の融資が下りなければ親に借りることもできるが、返済前に相続が発生する可能性を考えて日本法令出版のこの本を図書館で借りたのが10日ごろ。

宅建試験の追い込み中だったので試験後に読もうと思っていたのをやっと読み始めた。

再婚相手の連れ子に相続が発生するかどうかの問題があったのだが、前妻の子には当然発生する。親権が分かれてはいるがそれはヒッカケで無関係に平等に相続権があると考えた。

難なく正解にチェックを入れたが最後の見直しで連れ子は婚姻した時点で正式な子じゃねーかと思い直して解答を書き直した。←これが地獄のはじまりとも知らずに。

 

 しかし、連れ子は養子にでもしないと婚姻だけでは相続権が発生しないのだった。

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連れ子の相続

去年の試験でも見直して変えた解答が間違いだったことがある。なぜか悩んだあげくに出した答えが間違っていることが人生で多々ある。悪いほうへ悪いほうへとばかり選んで生きてきた気がする。いまだに独りなのもそのせいだろう。

今回はギリギリの当確ライン線上なので1点を失うのは非常に厳しいのだ。

この本はいつでも読めるように机の上に重ねておいてあった。合間にちょっと手に取ってペラペラめくれば記憶に残ったかもしれない。そうすれば正解を簡単に導き、合格に一歩近づいて毎日ヤキモキすることもなかったかもしれない。

幸せはすぐそばにあったのに気づきもしないで無視して毎日過ごしていたのである。

人生でこんなことが何十回何百回もあった気がする。いまだに貧乏なのもそのせいだろう。

 

 ちなみにこの本は家族間の契約、借金や相続・介護、結婚や離婚にまつわる契約、近年制定された配偶者居住権などをわかりやすく説明している。契約書の雛形も載っていて、長い人生で必要な知識が書いてある。

最後には「おひとり様」の老後の財産管理や見守りや死後の委任契約まで説明してあって、まさに俺のための本かと感じてしまった。

一読はしたけど買っておいては損はないだろう。