12年目の自転車メンテ

 母から譲られた26インチの自転車もすでに12歳を超えてる。

最近は走りもなにげに重いし変速は効かないしギコギコ言い出すし、さすがに寿命かと思い買い替えを考える。

しかしこのところ出費もかさんで悩みどころなので、もはやすべすべになったタイヤだけ交換してこのまま乗り続けることにした。

Amazonの履歴を見ると3年前の12月に電動アシスト用のタイヤに交換してる。こんなときにはAmazon便利である。時々知らぬ間に500円取るだけのことはある。今年に至っては3000円も払っていた。

ランドナー用の650cミシュランタイヤにシュワルベのチューブに交換。しかしそこで気づいた。スタンドも変速用のシフターケーブルもガタガタなのだ。ブレーキケーブルもひび割れがみっともないし、この機会に全部交換する。

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左・3年目の電アシ用タイヤ  右・ランドナー用650c

自転車は逆さにしたまま数日放置。合間に濡れ縁の塗装などしながらモノタロウの荷物の到着を待つ。自転車部品はアマゾンやヨドバシより安く種類も豊富な場合が多いのでついついいらないものまで買ってしまう。チェーン引きとか一個100円だ。買わなきゃ損みたいな。

 パーツが到着していざ組み立て。って、何度もやってるのに後輪ブレーキや変速の外し方や組み立ての順番とかすっかりわすれとる。PCで自転車メンテのサイトを見ながらのんびりと交換。

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パーツ到着で組み立てはじめるけど簡単すぎる。なんでこんなん思い出せなかったのか?目をつぶっててもできるのだ。まあ慎重を期して目は開けてやったけど。

 スタンドはオートロックで解除もらくちん。∩型が二つ付いてるだけで倒れやすい砂利の上でもふらつかず安定感抜群。黒塗りがまばゆいくらいだが、おかげでリヤブレーキ本体の古さやリヤステーの錆が際立つ。

右側も交換したベルクランクカバーやチェーン引きが光っているのでチェーンケースの錆やスレ汚れが悲しくなる。

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変速が効かなかったのはケーブルが破れてワイヤーが飛び出し錆びていたせいだった。気付かないとはなさけない。ワイヤーとアウターケーブル交換だけでも良かったがピアノタッチよりも廻すほうが楽なのでグリップ式にシフターごと交換。真冬に指がかじかんでも変速できるしね。手元がピカピカパーツなのもうれしいし。

変速機本体のプッシュロッドも取り外しの時にうっかり折ってしまったのでこれも交換。何度か曲げてしまっていたので折れた部分はグニャグニャだった。ずいぶんと無理をかけてたみたい。

サークル錠は取り付けた翌日に指紋認証式のスマートキーが6千円ほどで手に入ると知った。ああ、あこがれの指紋認証キー。ママチャリ用が数千円で手に入る時代になったとは。衆目の中、指紋認証を解除して颯爽と走り出す妄想をしつつブレーキワイヤー交換に入る。

ワイヤーとアウターのセット品だと色が選べないので個別に購入する。シフターケーブルと合わせて赤青黄の信号機とか赤青ピンクでキカイダーとか派手目だと盗難防止にも役立つんじゃないかと思いつつも無難に白とブルーで決める。ケーブルストラップでせめて個性を出そうとしたがオッサンにはどうなのか。

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  3年前にもいくつかのパーツを新品にしてるので今回のでほとんど入れ替えになった。試走してみるとこれが感激もの。

漕ぎだしは軽く、足を軽く回すだけでぐんぐん加速していく。タイムサーキットがついていたらあっという間に1855年に行くところだった。

シフトもスムーズで一番重いギヤでも軽いと感じるくらい。スプロケ交換も頭をよぎる。

アルミフレームも10年以上経つと劣化するそうだが今のところ特に感じないので(鈍いせいだけなのか)あと3年ぐらいは乗ろうと思う。さすがにフレーム破断寸前までくれば鈍い俺でも気が付くだろう。

タイヤはミシュランランドナー用なので安心して高圧に入れられる。チューブもMTB用の仏バルブで破裂することもない。思ったよりはゴツゴツせずにしなやかに走り、それでいて程よくグリップして快適な推進力を生む。自転車も車もタイヤはミシュラン

ハンドルのグリップは普通のでもよかったかな。前傾姿勢にはならないので逆に力が入りずらくて心配だ。

アウターケーブルは一番目に付くところなので新しいのは気分がいい。手間もかからないし前後ワイヤー交換しても1,000円もかからない。

 

町内最速ママチャリの誕生である。

 

 

    今回の清算 ちょっといい新車買うよりははるかに安い。