心臓に悪い~アイソトープ検査結果

 今まで心臓なんて動いてて当然、ちょっとぐらい早くて遅くて止まっても気にしない。そんな感じで過ごしていたのに治療を受けてからというものの少しの変化でもステント治療の再狭窄が起こったんじゃないかとか、新たに動脈硬化が起こったんじゃないか、あるいは心臓弁膜症なのかと気にしまくり。

 筒井康隆の小説で「心臓に悪い」(俺に関する噂収録)の主人公は、実は体はなんともないのに重い心臓病だと信じ込んで会社にも医者にも嫁にも見放されてしまって、届かない薬を探して波乱万丈の旅を続けることになるのだが、今読むと主人公の気持ちが理解できる。筒井は知人かあるいは自分自身が心臓病だったりしたのだろうか。まあ天才筒井なら想像力だけで書けるのであろうが、なんとも心理描写が巧みである。

 さて、俺も気にしすぎなんだろうなと思ったものの日々不安ばかりがよぎって悪い方向への想像ばかりする。そんなこんなで先日の8か月目のアイソトープ検査だったが良好だと言われ安心しました。これで無罪放免の気分。

高額検査の後のせいか、一番最初に診察室に呼ばれたので9時過ぎには病院を出ることができて気分がいい。多分新記録。

薬も一種類減らされて支払いも今までの半額で済んでびっくり仰天。減らした一種類は一番薬価が高かったやつなのね。

コンビニによって朝食代わりの菓子パンとコーヒーを買って図書館に向かう途中、那須連峰が見えた。もしかして初冠雪かな。

f:id:simaza:20211201173328j:plain