タバコ臭のアパートの部屋のリフォーム再び

 長くいていただけるかなと勝手に思っていた入居者が、まさかの退去で萎縮性胃炎になったようだ。7年前にピロリ菌は駆除してあるので退去のストレスが原因だろう。

ヘビースモーカーの部屋はしっかりとタバコの香りに包まれて、脱臭するのにどのくらいかかるのかと気が重くなった。

 

 入居者様とは多少やり取りはあったものの、壁紙の修繕をいくらかいただけることになってホッとする。

でも修繕費のほんの一部。ヤニの付着はLDKだけだが、臭いはホールの壁やドアまでしみついている。すべて貼りなおすしかない。DIYでやれば壁紙と糊代だけで済むのでホールからトイレ洗面まですべて貼りなおすことにした。

前回と同じなら6万程度で済むのだが、今年から壁紙も3割から5割の値上げなので10万ちかくなるかな。

 

 なんか今回は不調である。とくに安く上げるためにメルカリで買った長期在庫の壁紙が、乾燥した場所で放置されていたせいか、パリッパリに乾燥して引っ張ったら破れたりで散々である。しかも貼ってみると継ぎ目にスキマが空いたりして出来が悪い。モノが悪いのか腕が下手なのか。

 

慣れてきたせいで求めるものが高すぎて自分の腕が未熟に感じるのかとも思ったがそれも違うようだ。やっぱり普通に仕上げが下手なのである。しかもよりによって目線のあたりのスキマがよけい広い。柄物はズレていて合わないし、下地処理が雑で凸凹目立つし、素人仕事もいいとこである。

退去した人が「壁紙の貼り方が雑で素人だね」と捨て台詞を残して去っていったのを思い出す。

トイレの配管の裏の仕上げはガッタガタである。洗面台は新品になったけど下の台のぺんき仕上げはムラムラしてしまった。養生テープを雑にはがして物入の扉をハゲさせてしまった。

 

 壁紙が値上がりしてるところへ、発注ミスで足りなかったり施工ミスで追加したりで二度発注した分の送料がもったいない。いつもはミスを計算にいれて余計に頼むのに、今回は値上げのせいできっちり計算通りの尺しか頼まなかった。そして1Mや2Mで頼むのも気が引けて余計に頼んだ分で予定より追加金額がどんどん増えていく。間違えて発注した分も返品はきかないし。

 そんなこんなで毎日落ち込みながらなんとか2週間で見れるようにはなった。仕方ないのでこれで完成としよう。細かいことを気にしない人に入居してもらうのだ。

タバコの臭いはほとんど消えたと思われる。すえたにおいがするのは良い香りのするご婦人にでも入居してもらえば解消するだろう。

 

メルカリで壁紙は買わないようにしよう。

自信がない時は余分に発注しておこう。

のりはゆるめのを多めにつけよう。

ジョイントのカットは角度に注意して軽く切る。

腕はともかく柄の選定はプロ級であろう。

 

いまさらながらの反省点を考えつつ次回につなげよう。

まあでも当分壁紙はいいや。

 

スキマが気になるので貼りなおしたら全然違う色柄だったので再びの貼り直し。

貼る前に気づかないってところが俺様である。

洗面ボウルは残して上部だけ交換。安くは済んだけどボウルの色褪せたのがかえって目立つかな。

アクセントの花柄の壁紙はパッと見はきれい。柄合わせはイマイチ。

 

ホールのアクセント。これで500番台の壁紙である。本物っぽい立体感もあって今回一番のお気に入り。自宅廊下もこれで決めようかな。(柄合わせ無視だが違和感なし)

かえってこれだけ細かいと柄合わせの不備が目立ちにくい。

均等なレンガ柄は目地の部分で合わせればいいのでかえってやりやすい。

ふすまは板襖なので和風の壁紙で済ませる。

畳屋さんが「ふ~ん」と言って撫でていったので多分まあまあなのであろう。

自宅と同じ腰板風にしてみました。ちょっとミスしてタンクの裏はヨレヨレに(見えないけど)