10月なのに暑すぎた東京

 ひょいっと脇から女の人が追い越してきてびっくりした。久しぶりに仕事で東京へ出て錦糸町駅で降りて新しいメーカーに行く途中の出来事だ。若いときから誰よりも歩くのだけは速くって同行者に合わせるのが一苦労だったのに。合わせるのが癖になったのか、体力気力が落ちたせいか、急いでも人生それほど得をしないってことを思い知ったせいなのか理由はわからないが、近頃めっきり歩くのが遅くなったようだ。
川沿いに近いアパレル会社地図で確認した川を探すと今は埋め立てられ大横川親水公園としてキレイに整備されていた。思いの外どこまでも続く道と整備された川に圧倒される。これだけの整備できるのはやっぱり東京はお金があるんだな、墨田区の懐の深さに感心しながらスカイツリーを眺めつつ歩く。地方じゃ天から降って湧いたふるさと納税を調子づいて牛肉に変えたあげく総務省の怒りを買うだけなのに。
素晴らしい景観に見とれてるうちに目的地を通り過ぎたりとかしてから無事到着。
値ごろなカットソーを見に行ったのに、サンプルも現物もそこそこのジャガードやニット製品ばかり。
年代的にもちょっと微妙なゾーンだがまあせっかく来たので少しだけ発注して次に向かう。
千駄ヶ谷がまた暑い。途中、私を追い抜いた外国の小さなおねーちゃんのノースリーブからのぞく人魚のタトゥーも暑苦しく感じる。C社で春物の発注と秋冬現物手配。派遣のお姉さんが可愛かった。
その後、遅い昼食をとる。汗だくなのに通り沿いの日高屋でタンメンを頼む。ダイエット中なのに餃子セットを頼んでしまう大失態。さらに汗だく追加。
値ごろな秋冬現物を探しに問屋街に戻ることにする。両国で降りて馬喰町へ歩く。
 現金問屋Mでは自分用の探した。ベイシアでいつも買ってる安いジーンズがテーパードタイプに切り替えたので問屋で普通のストレートを探さなければならないわけだ。この機会に宇津井健方式でワンサイズ小さめのサイズを購入。思いの外キツかったが宇津井健になるためには仕方ない。また、ポンチ無地のハイテンストレッチも買うがこれはテーパードタイプだったと帰ってから気づいた。でも履きやすいし、カッコいいと家族の評判も良かった。結局こうして流行りのデザインに慣らされてしまうのだ。
商売ものの婦人用はついついニットばかり選んでしまった。去年評判良かったものに似たラインを。デザインは代わり映えしないけど、今の流行を追わない、または追いきれない人たちも多いのでコレは必要なところ。
手持ちの現金が少なかったので計算しながらお買い物、会計後に3千円を残すのみ。今日のお疲れにベイシアで日本酒を買って酔っ払って就寝。