台風21号と北海道地震

 台風21号に6日未明の北海道地震。思いもよらない立て続けに起きた自然災害ですが、亡くなられた方、怪我をされた方、被災にあわれた方には心よりお見舞い申し上げます。
 
 しかし去年あたりからあまりにも自然災害が多すぎる。
今年だけでも6月の大阪地震や7月の西日本豪雨は記憶に新しいし、異常すぎる夏の暑さも自然災害の一種としか思えない。
台風21号の被害の大きさに驚いてる間にさらに翌日の北海道地震
たまたま重なっただけといわれればそうなのだが、何かの前兆やサインであるとオカルトめいたことを見聞きするとちょっと信じそうになる。


 気になるのは災害への危機感が希薄なこと。

 小学校の危険なブロック塀の放置。女の子が一人なくなりました。
東日本震災の映像見てただろうに…
 クーラーの故障で入院患者が熱中症で死亡。
連日熱中症に注意、クーラー廻すようにってテレビでもさんざ注意喚起してたのに…
 関空の水没。
50年に一度の想定したからいいだろうって? 東日本の津波を知らないのかと…
 京都で自然体験学習決行で道路寸断で小学生160人孤立。
何日も前から戦後最大の台風接近って聞いてなかったのかと…
みんなそろって想定外だったからって、どんだけ想像力がないのかって話。
「想定外」を免罪符のように唱えて責任回避しようとしてるのじゃないかと思うのは考え過ぎなのか。

 自然災害は止めることが出来ないけれども、心構えと備えである程度被害を回避できる場合もあるのではないか。

 そなえよつねに「備えよ常に」(Be Prepared)
ボーイスカウトの標語・モットーで、副長やってたころ耳タコなくらい聞かされました。いいかげんな指導者だったので、この標語も適当に聞き流していましたが、この最近の連続した災害を見てふと思い出しました。
いったん危険を想定したら、対策の立案や予算等めんどうな事が山程あるでしょうし、何も起こらなければ余計なことをしてと馬鹿のレッテルを貼られるかもしれないし、仮に起こってもあたりまえのことをしただけと褒められもしないだろう。
でも、それでも危険の可能性がある限りできるだけの対策はしてほしい。


 ただ今回の北海道地震に関しては、あまりに大きすぎてどんな備えも無力だったかもしれない。
特に土砂崩れや液状化の地域。そんな危険があると知らない方がほとんどで対策など考えもしなかっただろう。
繰り返しますが被災に合われたみなさまには心よりお見舞い申し上げます。