宅建試2019どうやら落ちた模様

 過去問だけやってりゃ受かるとかなんとか。宅建士の資格は意外と簡単なのだとか。
不動産業者になめられないようになんて余計なことを考えて、ウン十年ぶりに試験というものを受けに行きました。
過去問の問題集を何冊か繰り返しやって、40点以上は取れるようになったのでイケるんじゃないかなと思ったのが大甘でした。
最初の一問目がいきなり意味不明。セオリー通りに最初の10問を飛ばして11問目からのスタート。我ながら戦略が優れてるなと思ったのも一瞬で消失、11問目からも見たことの無い問題が続々と出てくる。
わずかな言葉尻をとらえれば、どっちとも取れるような意味だったり正誤の判断がいくら考えてもわからない。一問にかけられる時間は二分少々。あきらめて適当な答えを選んでから次に移る。
苦手としていた「正しいものはいくつあるか」「間違っているものはいくつあるか」この手の問題は最後まで正答率を上げることができなかった。俺のために今回は増量サービス中のようだ。憎たらしい。


 試験準備のため5月にはテキストと問題集を買い揃えたのに、必死になって取り組み始めたのはお盆過ぎから。「3ヶ月あれば受かる」とか「20日で合格」とか一部の優秀な人間を捉えた広告に振り回されてスタートが遅れに遅れた。慣れない試験勉強に四苦八苦して、なんとなく効率的な勉強法がわかりかけた気がして、波に乗ってきたような気がした頃はすでに9月も終わり。きっちり計画を立てて問題集に取り組み、合格ボーダーラインに近づきかけた頃に時間切れだった。


20年の民法大改正を考えれば今年受かりたいのだったが、翌日勇気を振り絞って自己採点した結果は予想合格点数には6点も足りないようだ。ケアレスミスが4問ほどあったけどそれをいれても足りそうもない。
ギリギリのラインで12月の発表を待つよりは、すっぱりあきらめきれていいのかな。

 高校、大学、就職試験さえ、今まで負けるのがイヤで挑戦を避け続けてきた人生だったのに。今頃になってなんで本気で試験を受けようなんて考えを起こしたのはおかしいよね。まあ楽しかった時間もあったにはあったが、落ち込む深さを考えたら割に合うものじゃぁない。受かったときの感激は素晴らしいものがあるのだろうが、あいにく人生でそういう経験が少ないゆえ頑張るよりは諦めるほうを簡単に選んだりするのだろう。いままで続いた負け犬人生の原因がわかった気がする。

 それでも歳を食ったせいで気持ちの切り替えをするのは難しくなくなった。水曜日には復活した。
 そんなわけで来年は行政書士宅建の両方受けてみよう。