ダイエット沼地獄からの解放

今までいったいいくつのダイエット方法を試したのだろう。 一年にひとつ以上はやってるか? 多いのか少ないのか。 今もアマゾンで検索すれば、勝手に痩せるだの自然に痩せるだのいかにも何もせず黙って瘦せていくようなタイトルの本が上位に並んでいる。読ん…

猫の菊ちゃんを読んでみる

母の入院中の差し入れに買ったのが「猫の菊ちゃん」 ふだんマンガなんぞ読まない母だが、これだけは夢中になって何度も読んだらしい。 退院してからも時々読んでいる姿がみえる。 猫のエッセイ漫画はネット上にあふれているけれど、これは年配の漫画家が本当…

心臓に悪い~アイソトープ検査結果

今まで心臓なんて動いてて当然、ちょっとぐらい早くて遅くて止まっても気にしない。そんな感じで過ごしていたのに治療を受けてからというものの少しの変化でもステント治療の再狭窄が起こったんじゃないかとか、新たに動脈硬化が起こったんじゃないか、ある…

家族間契約の知識と実践

古い実家を建て替えて貸家にしようかなと考えた。もし銀行の融資が下りなければ親に借りることもできるが、返済前に相続が発生する可能性を考えて日本法令出版のこの本を図書館で借りたのが10日ごろ。 宅建試験の追い込み中だったので試験後に読もうと思って…

新幹線のギョーザの臭い

宇都宮餃子の名前をよく聞くようになったのはいつごろだったか、新幹線車内販売での連呼がうっとうしく感じていた頃だった。東京帰りの夕方の車内でお腹は空いていたけど、地元でも売ってるし、自宅で晩酌とともに食べたほうがゆったりしていいかなと、気に…

おら誘拐なんて…~マヤ~短編集モザイク

三浦哲郎の短編は本当に短い中にたっぷりとぎゅうっと作者の思いが詰められているようで胸をじんわりさせるような作品が多い。わかりやすい感動的な結末があるわけでもない、ほんの日常のひとこまを描いているような短編なのに、妙にハマって何度も読み返し…

多部ちゃんがかわいすぎる~これは経費で落ちません~

女優もひとそれぞれだが、一番綺麗な盛りってあると思う。デビュー当時が最高で、あとはいわゆる「劣化」していくだけっていう子がいたり、この女優こんなにきれいだったっけ?と思うほどおばさんと言われる年令になってから輝きだす女優もいる。多部未華子…

最強なんでないか、にんじんジュースダイエット

83を切った。なんと82.7kg!ゴルフじゃない、もちろん体重の話。今年の春頃に80切りが夢のような状況で、とりあえず82kgを目指していたのに体重は日に日に増えるばかりで85kgを超えた時点で毎日の体重チェックと記帳がいい加減になり、服を着たままで87kg…

意外と面白い漫画エッセイ

漫画で描けばブサイクなブログでも一気に人気ブログになれるとか…毎日ひとつふたつのアクセスがやっとだと漫画でも描こうかなという気にならんでもないこともないが。昔、漫画の新人賞みたいのに何度か応募しては落選を繰り返した経験があるせいか、人気のあ…

工場 (小説・女工哀史Ⅱ)

年末に仕事関係で読まなきゃいけない本が山積みで、買っておいたけどそのままにしておいた「奴隷」の続編「工場」。ようやく読了です。読み始めれば二晩で一気に読んでしまいました。「奴隷」では劣悪な労働環境や工員の様子が描かれ、そこで必死に生きよう…

図書館の汚損本の弁償 三度目の

テーブルの上のコップに袖が引っかかった。不思議とこういう時は予感みたいのがある。あ、やっちゃうぞって、それなら気をつけて慎重に動けばいいのだが、なぜか引っ張られるように間違った方向へと流れていく。運命の波には逆らえないってことだろうか。巨…

気がつけばチェーン店ばかりで……食べたほうが楽だなやっぱり

そんな本のタイトルどおりにどこへ出かけても「めんどうだから」とチェーン店へ入ったりする。日本全国どこへ行っても同じ店ばかりなのだから簡単である。先日も面倒だから国道沿いのファミレスの共同駐車場に入れたら、母が隣に建ってるセンスの悪いラーメ…

奴隷(小説・女工哀史Ⅰ)×××が××すぎて…

女工哀史の著者である細井和喜蔵の実体験を元に書かれた小説。「女工哀史」は資料的な部分が多かったので、あえて「小説・女工哀史」と副題がついている。細井はここで女工哀史で書ききれなかった思いを伝えようとしたのだろう。近代化の波が押し寄せる中、…

「問屋町の女」岐阜問屋町の歴史

書庫から出してもらった本は上下巻ともボロボロと言っていい状態で、職員が恐縮した様子でおずおずと差し出したので、セロテープ貼ってもいいですか、と思わず言いたくなったのを飲み込んだ。返却時に「破れてますよ」とか言われたらどうしようと考えながら…

「ポーの一族」の続編が出ていたが…

子供のころ姉の持っていた萩尾望都の「ポーの一族」を読んだ。派手なコマ割りが動きと迫力のある絵とからみあって読者を圧倒させる少年漫画と違って、繊細なラインで描かれたやさしい絵と洗練された無駄のないセリフ回しでテンポよく進み、余韻のあるラスト…

葉っぱのぐそをはじめよう すこし物足りないというか駄目

「はっぱのぐそを~」は伊沢正名先生の新作である。去年出てたのを最近知った。タイトル通りに葉っぱを使ってのノグソの仕方について書いてあります。ティッシュペーパーは自然に還りにくいそうです。著者は達人ですから水洗いのセットを持ち歩いていますが…

花だより みをつくし料理帖 特別巻がやっと出ました ※ネタバレ有り

北川景子や黒木華でドラマ化もされた人気シリーズの番外編がでました。ネットで注文しようかとおもいつつ、待てないすぐ読みたい配達が待てない、本屋に駆け込もうとしても近所のTSUTAYAはDVDと漫画レンタルだけになってしまったし、隣町のSCまで出かければ…

戊辰戦争の小説

明治維新の功罪がいろいろと取り沙汰されてしばらくになりますが、150年をむかえて白河市でも記念事業がいろいろ行われています。 福島民報の戊辰戦争150年の連載コラムでは植村美洋(白川悠紀)さんの「白河大戦争」が紹介されました。 「白河大戦争」 白河…

たばこ値上げと小説

「探偵小説の風景/上」に収録されてる「彼の失敗」(井田敏行著)では、タバコを買う金にさえ窮した愛煙家が一箱の煙草のために犯罪に手を染めてしまう。煙草ひとつで犯罪と言っては大げさかもしれないが、当時の紫煙に煙る客車や煙草の無い辛さの描写が素晴ら…